Logos logs

ロゴロゴなんかしゃべってるとこ

通時的占い、共時的占い

 知り合いに、占いを趣味としている人がいる。話の流れから占ってもらったことがあるけど、なんとなくピンとこなかった。こないだ、その人に占ってもらった共通の知り合いと、その占いの話に。
 「あの占い、当たりました?」と聞かれてしばらく、意味がわからなかった。お互い会話が上手じゃないこともあってか、しばらく もごもごとやりとりして、折り合いがつく。
 どうも、その人と私はけっこー歳がはなれていて、同じ人に同じ形式で占ってもらったにも関わらず、私は未来に関する話が多い(から、当たるかどうかはこれからわかる)と思ったのに対して、その人には過去に関する話が多い(から、「あのころ確かにああいうことがあったわぁー」となる)と思えたらしい。
 占いだから当たる当たらないという部分にばかり意識が向くけど、どうも、全体の大まかな流れについての情報が与えられたときに現在ポイントから過去に対して意識が向く立場年齢と、未来に対して意識が向く立場年齢があるみたい。
 ただ、占いにせよ、スケジュール設定にせよ、それは事実そのものではないということは確かだと覚えておかなきゃなぁ、という。結局のところ自分の人生が残り何年か確実に知っているのは自殺することを決めた人だけだ。(自殺にさえ常に失敗する可能性が含まれているから、実質、未来は不定
 50歳の人でも80歳まで生きる人と120歳まで生きる人とでは考えるべき「これから」の長さは違う。50年後に先送りしたつもりが、50年後の自分に先送りしてたりしかねない。
 生まれた頃が同じな人より、死ぬ頃が同じな人とのディスカッションのほうが有意義なのかも。(それができるのなら)